旅立ちの時~偉大な作曲家の旅立ち~

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旅立ちの時~偉大な作曲家の旅立ち~

こんにちは、海野真理です。

寒い冬も少しずつ去っていき、春の訪れを感じられる
暖かい日が多くなりました。

この季節は卒業式、送別式など新しい旅立ちの前の別れの時期ですね。

別れというのは必ず訪れますが、それはまた新たな
出会いのプロローグでもあります。

出会いであり、新しい世界への旅立ちでもあるのですね。

さて、こんな季節のメルマガ、今回は

「旅立ちの時~偉大な作曲家の旅立ち~」というお話です。

「旅立ち」とひとことで言ってもいろいろな意味があると思います。

実際にどこかの土地、国へ行くこと。

学校などを卒業すること。

ある状況から脱却!?すること。

ただ、偉大な作曲家の旅立ち、というテーマからいうと、
ただどこかへ行くのではなく、

それに伴って進歩したり成長したり、新しい境地の音楽に取り組んだり、
といった「精神的な旅立ち」という意味合いのほうが強いと思います。

そのきっかけ、そのために必要なものとして、実際
新たな国へ亡命したり、旅をしたりということが見られます。

環境を変えること、これはなにより新しい気持ちで
新たなスタートが切れますね。

私も時々意味もなく「引っ越ししたい…。」と思う事があったり。

旅行ではなく、引っ越し。

きっと新しい環境で一からやりたい的な気持ちになるのでしょうね。

さて、お話を戻して。

「旅」といってまず真っ先に思い出す作曲家は・・・

そう、モーツァルトですね!

神童とよばれたモーツァルト少年は、幼くして父とともに
演奏旅行へ出かけます。

ウィーン、パリ、ロンドン、イタリア。

モーツァルトはその外国生活の中で音楽教育を受けたそうです。

きっと楽典などの音楽教育だけでなく、いろいろな国で
いろいろな人と接し、文化を体験し、そのような経験が
作曲に生かされていたのではないでしょうか。

これは余談ですが、モーツァルトがウィーンのシェーンブルン宮殿で
マリア・テレジアの御前で演奏した際、宮殿の床で滑って転んでしまい、
その時手を取った7歳の皇女マリア・アントーニア
(後のマリー・アントワネット!)
にプロポーズしたという逸話があるそうです。

この時モーツァルトは6歳、何ともほほえましいというか、
大物ぶりをすでに発揮といいますか、
天才のエピソードだなあ~と思います。

さて次はショパンです。

ショパンは祖国ポーランドをこよなく愛した作曲家ですが、
亡くなるまで祖国の土を踏むことができませんでした。

ポーランドおよびリトアニアで発生したロシア帝国の支配に対する
武装反乱から逃れるため、ショパンはパリへ向かいます。

パリに生活の拠点をおいてから、ショパンはジョルジュ・サンドと出会い、
かの有名なマジョルカ島での生活が始まります。

健康状態の悪かったショパンの療養のために訪れた
このマヨルカ島でのひと冬は、今でもショパンの生涯の中でも
最も創造的な期間の1つであると考えられています。

しかし冬の間の悪天候はショパンの健康に深刻な影響を及ぼし、
慢性的な肺の疾患から彼の生命を救うために
一行は島を去らざるを得なくなります。

そしてジョルジュ・サンドとの破局、晩年はパリに戻り、
ここで最後をむかえます。

葬儀はパリで行われましたがショパンの心臓は愛した祖国ポーランドの
聖十字架教会の柱に埋め込まれています。

かの有名なショパンコンクールはその時期、ショパンの命日には
この日ばかりはコンテスタントもコンクールを忘れ、教会に集まり、
教会ではモーツァルトの「レクイエム」が演奏されます。

亡くなってから自分の心臓が愛する祖国に帰ってくる、なんだか
胸がギュッとしめつけられる気がします。

そしてモーツァルトは35歳で、ショパンは39歳で亡くなっています。

天才は短命なのでしょうか。

そしてショパンの命日に演奏される「レクイエム」は
モーツァルトが亡くなるまで作曲していた
壮大なるレクイエム、完成することなく亡くなっていますが、

こうして取り上げさせていただいた
お二人の不思議な繋がりを感じます。

他にもドヴォルザークはその名のとおり「新世界」を求めて
新世界であるアメリカへ。

そこであの有名な交響曲第9番「新世界」を作曲します。

偉大な作曲家の旅立ちは、その時代背景、生い立ちに
とても左右されているようです。

そしてやはりその非凡な才能を生かし、演奏活動、作曲活動に生かされ、
後世の私達にすばらしい楽曲を残してくれました。

苦労あり、栄光あり、出会いあり、別れあり。

人生そのものを音楽に捧げた作曲家たち。

その音楽に、人生に敬意をもって作品を鑑賞したいですね。

                (文章中、一部ウィキペティア参照)


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