音が飛ぶときの弾き方のコツ

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音が飛ぶときの弾き方のコツ

こんにちは、海野真理です。

今回は「音が飛ぶときの弾き方のコツ」というお話です。

ピアニストにとって難題なこと、とても速いパッセージ、重音だらけ、
♭♯が多く転調がたくさんある、いろいろありますが、

その中の一つとして「音が飛ぶことが多い、幅が広い」
ということもあると思います。

掌の範囲なら良いのですが、それ以上に音が飛ぶとき、
それはとても大変な作業であり、とてもリスクの高いことですね。

手の大きさ、体の大きさにとても左右されることですが、
「手が小さいのです。」といっても楽譜が変わるわけでも、
ピアノが変わるわけでもなく、無条件に演奏者に等しい条件になります。

今日はこの音が飛ぶ時の弾き方、練習の仕方についてお話したいと思います。

まず、音が飛ぶときに一番嫌なこと、難しいことは
「外さないで弾く」ことではないでしょうか?

そしてこれはハイリスクな行為、手から離れるというのは
とても怖いことです。

新体操の種具、ボールやクラブ、リボンも投げて前転キャッチ!
というのはとても嫌なもので、種具が手から離れる、
ということが何よりも怖いと話されているのを聞きました。

その通りだと思います。

ピアノだって同じこと、1オクターブ内で手の中に
すべて入っている状態とそれをはみ出して動くときとでは
怖さが全然違います。

それは飛んだ先の音が確実に取れないから。

そこが確実にできるようになれば苦手意識もなくなると思います。

例えばドからミまでの10度の跳躍があるとしましょう。

これを外さないで弾けるようになるには。

1.10度の幅をきちんと把握する。

2.その幅を手、腕の筋肉で覚える。

3.脱力して一瞬でその位置へ移動する。

4.強弱、速さをコントロールできるようにする

これらのことを練習で習得しましょう。

まず1のために、ドからミまでをゆっくり行ったり来たりします。

その際にあんまりふんわりと膨らまないように、
なるべくタイトに最短距離を行ったり来たりします。

なぜかというと、実際に曲を弾く時はある程度の
テンポ内で移動することが必要です。

もちろんゆっくりな曲なら問題ないのですが、
速い曲だとふんわり膨らんでいる暇はありません。

ですからそれに対応できるよう最短距離の練習をします。

それで距離感がつかめたら2の意識です。

練習方法は同じですが、意識を距離から運動へ変えていきます。

どれくらい動けばいい位置に入るか、行き過ぎ、足りないの場合も
しっかり覚えます。

そしてこれが一番難しいと思いますが3の練習、とにかく力まないこと!

力んでいては負担も多くなりますし当然ミスも増えます。

大抵ここでつまずいてしまいますね。

そして最後4は曲の表現として必要なこと。

外さないで弾けても、それが音楽として美しくない、
その曲の表現に合わないと意味がありません。

このようにコツコツとした練習が必要不可欠、ピアニストの演奏を聴いて
「なんでこんなにできるんだろう、いとも簡単に。。。」
と思うことがありますが、いとも簡単ではないのです。

これだけ弾けるようになるには、一体何時間ここばかり練習したのだろう、
何万回とりだしてさらったのだろう、というものすごい努力があるのです。

この礎があってこそ、いとも簡単に弾いているように表現できるのです。

ゆっくりからコツコツと。

そして最終的には技術だけではなく、音楽として美しいこと。

外す外さない、の問題ではなく、外すことで音が濁ったり
必要でない音が鳴ってしまったり、これが音楽の美しさや流れを
妨げるから外したくない、ミスタッチは避けたいわけです。

なんだか体育会系のたいへんな練習に思われるかもしれませんが、
大変なことを嫌な思いでガツガツやっても効果はあまりありません。

これは脳科学的にも証明されていることで、体育会系といいましたが
最近のスポーツトレーニングも一昔前のような根性根性!
といったことではないようです。

ですから楽しんで、日々少しずつ出来るようになっていく過程を楽しんで。

プラモデルを少しずつ作って完成させるように、RPGのゲームを
進んで行って最後のタイトルロールにたどり着くように!?

楽しみましょう。

そしてそれが自分の身になる、技術として習得できるなんて最高ですよ!!

頑張りましょう~。


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