実はすごい、日本人ピアニスト

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実はすごい、日本人ピアニスト

こんにちは。海野真理です。

最近の話題、といえばノーベル賞日本人受賞!

本当に喜ばしいニュースですね。

そして、先日9月10日に世界の優れた芸術家に贈られる
高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の
第27回受賞者が、ベルリン、ローマ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、
そして東京の各都市で発表されました。

その名誉ある大きな賞を、日本人ピアニスト内田光子さんが受賞しました。

音楽でも科学や物理でも、日本人の活躍は本当に素晴らしく、
こうして大きな賞を受賞されたニュースをみながら、
同じ日本人として誇りに思います。

こうして海外で活躍する、海外で認められる方々、志も環境も、
または才能や努力までもが、私たち凡人とは違うのだろうなあ、
とため息をつきながら考えたりします。

高松宮世界文化賞の内田光子さんは、私が子どもの頃から
「モーツァルトならこの方!」と言われる方で、
実際内田光子さんが演奏されるモーツァルトのCDを
たくさん持っています。

今回の受賞にあたってインタビューが載っていました。

12歳のとき、外交官の父親に同行して音楽の都、
オーストリア・ウィーンへ渡られた内田さん。

そしてウィーンで接した音楽はこれまで聞いたことのないすばらしさで、
発見の連続だっそうです。

以降、内田さんは欧州で活動し続けていくわけですが、当時、
クラシック音楽の本場で日本人演奏家はまだ“異分子”だったそうです。

「ウィーンの人たちは日本人なんて見たこともなく、
 私が街を歩くと立ち止まってじろじろ見るんです。

 日本の電気製品や自動車が出回る以前のことですからね。

 日本は遠い国でした。

 とにかく、欧州にいるだけで苦労が多かったのですが、
 音楽という特殊な世界ではさらに大変です。

 ドイツやオーストリアでは、バッハやモーツァルト、ベートーベンなどは
 自分たちの所有物だと思っている人がたくさんいます。

 こういう文化にあって、私は糾弾されました。

 1960年代から70年代にかけては、日本人の音楽家は誰もが
 とても苦労したはずです。

 私が子供のとき、日本でやっていたのは「ピアノのレッスン」。

 学校で算数や歴史を学ぶようにピアノを学ぶだけで、
 それ以上のものではありませんでした。

 それがウィーンで音楽を学ぶようになり、全てが変わったのです。

 なかでも重要なことが2つあります。

 まず、たくさんの音楽を聴けたこと。

 そして、もう1つはウィーン風ドイツ語を話し始めたことです。

 特に言葉は、人々が考えるよりはるかに重要な問題です。

 なぜなら、私の大好きなモーツァルトやベートーベン、シューベルト
 といった作曲家とつながっているからです。」

このようにお話をしておられました。

西洋音楽を勉強する私たち日本人、どんなに情報にあふれている
今の時代でも、東洋と西洋の文化の違いというものを否が応でも
感じることがあります。

「この音楽はどういう中で演奏されたのだろう」

「石畳の上を馬車が走る感じってどんな風だろう」

「天井の高い、古い時代の教会、この中で演奏されるバッハは
 どんな響きなんだろう。」

日本に生活していたら、体験できないいろいろなもの、
街並みや風景、温度や湿度、食べものや風習など。

こういったことを体験すれば西洋の音楽が分かる気がする、
もっと中身のある音楽が奏でられる気がする。

これはずっと思うことでした。

内田光子さんのインタビューはまさにその通りのことで、
共感しながら読ませていただきました。

日本人は基本的にとてもまじめ、勤勉だと思います。

コツコツ努力をする、お勉強することはすばらしいと思います。

そしてこうして得た知識や技術が、こうした感覚的なものと
一致した時には、またすばらしい音楽が生まれるのではないでしょうか。

そして、内田光子さんにとってウィーンが運命的な場所であったように、
いろいろなところで日本人に活躍が見られます。

例えば、ベルリン・フィルのコンサートマスターとして活躍中の
樫本大進さん、イギリスに生まれ、父の転勤でアメリカへ。

7歳であのジュリアード音楽院プレカレッジへ入学。

そして11歳でザハール・ブロンに招かれリューベックに移り、
ドイツで研鑽を積まれました。

ロン=ティボー国際音楽コンクール最年少1位を受賞されてからは
ヨーロッパで幅広く活躍されています。

小さいころに世界のさまざまな国で音楽の勉強をされたことが、
とてもいい刺激だったのかな、と思います。

ロシアで活躍されている松田華音さん、6歳からモスクワにわたり、
翌年ロシア最高峰のモスクワ市立グネーシン記念中等(高等)
音楽専門学校ピアノ科に首席で入学。

2013年同校で外国人として初めて最優秀生徒賞を受賞し、
ミハイル・プレトニョフが認めたピアニストとしても注目を集めています。

彼女はまだ19歳、これからますます楽しみなピアニストですね。

そしてアメリカで活躍するジャズピアニスト、ジャズ、というと
上原ひろみさんが頭に浮かびますが、もう御一方、福森道華さんを
ご紹介します。

愛知県立芸術大学音楽部作曲科を卒業。

上京後、鈴木コルゲン宏昌さんに師事し、東京で8年間活動。

2000年に渡米。Steve Kuhnにジャズ・ピアノを師事 し、
ニューヨーク市立大学大学院音楽学部ジャズ科を卒業。

ジャズライブハウス「ブルーノート」へも出演し、実力が高く
評価されています。

バリバリのクラシックピアニストからジャズピアニストへ、
こちらも自分の道へと導かれたといってもいいでしょうね。

道を極めた方には、いろいろな出会いやきっかけが必ずあり、
そこでも決断というのが大きく道を変えていくと思います。

この3名の方々は、それぞれに活躍の場所は違いますが、
きっとそこへ招かれて、導かれた結果の成功だと思います。

こんな素晴らしい日本人の演奏家の方々の活躍、
応援していきたいですね!


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