年末の曲といえば第九。ヨーロッパでは?

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年末の曲といえば第九。ヨーロッパでは?

12月24日、いよいよクリスマスイブ、今年もあと一週間となりました。

クリスマスを楽しみつつも、だんだんお正月の準備に忙しくなってくる
今日この頃です。

前回のメルマガで音楽家は今の時期、忙しいというお話をしましたが、
今はオケマンたちにとっても忙しい時期になります。

そう、日本では年末の風物詩となりました「第九」の季節だからです。

もう言わずと知れた第九。

どうしてもの時期に演奏されるようになったか、もうご存知の方も
多いのではないでしょうか?

そもそも、第九が初めて演奏されたのは、1918年6月1日、
徳島県にあった収容所でドイツ軍が演奏したのが、
日本における初演、と言われています。

映画「バルトの楽園」が良く知られていますね。

初演は6月だったんですね。

12月だったから年末恒例、になったわけではなさそうです。

第九が日本の年末に演奏される理由、これを私が初めて聞いたのは
大学の講義でした。

何の講義だったか忘れましたが、きっとよもやま話的に
教授が話してくださって

「へ~!そんな理由なんだあ~。」

と思ったのを今でも覚えています。

その理由は

音楽家というのはきちんとした安定した収入のない人が多く、
きちんと年を越せるよう、仕事を与える意味で、
とても人気のあった第九、

そしてオケだけでなく合唱団もソリストも必要ということで、たくさんの
音楽家に仕事がある、という理由でこの曲を演奏するようになった、
ということでした。

まさに意外な理由!

もっと音楽的根拠があるのだと思っていました。

でも妙に人間っぽくて、ちょっと親しみが湧いてきました。

では、外国ではどうなのでしょう?

外国の演奏家たちは困っていなかったのでしょう??

なんて疑問が生まれますが、そこはやはり音楽の本場、きっと
日本の戦後のクラシック業界の事情とはちがうのでしょうね。

でも、外国には外国の年末風物詩があります。

それはニューイヤーコンサート。

ウィーンフィルは大変有名ですね、日本からもツアーが出るほどです。

そしてまさにクリスマス時期にピッタリの演目があります。

バレエ「くるみ割り人形」

この物語自体がクリスマスの夜の出来事ですから、まさにうってつけです。

日本でも多くのバレエ団がこの時期に上演します。
(これも、生オーケストラでの上演なら、オケマンたちに仕事がきますね!)

そして、ヘンデル作曲の「メサイア」も良く演奏されます。

ハレルヤ、などは高らかに歌い上げますから、新年を迎えるにあたって
とてもいのかもしれません。

これは余談ですが、第2部最終曲の「ハレルヤ (Hallelujah)」が歌われる際に
立ち上がる習慣がついたのは、

1743年、初めてロンドンで演奏された際、国王ジョージ2世が、
演奏の素晴らしさに感動し「ハレルヤ」の途中に起立し、後に
観客総立ち(スタンディングオベーション)になったことが
発端と言われています。

全知全能の神を讃える歌が演奏される際には起立する習慣が
あったことによるそうです。

なるほど!

こうして考えると、すべては喜びや歓喜、ハッピーエンドや
輝かしいものにつながっている演目ばかりですね。

むかえる新年がそうでありますように、という願いが
こもっているように思います。

こうしたクラシックで一年を締めくくる、一年を振り返り、感謝する。

とても素晴らしいことだと思います。

是非コンサートホールに、またはDVDやCDで高らかに歌い上げるのは
いかがでしょうか。

いい年がおとずれますように!


♪私も来年はピアノを始めてみようかな。
♪『第九』をピアノで演奏してみたいな。

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