国際障害者ピアノフェスティバル

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国際障害者ピアノフェスティバル

こんにちは、海野真理です。

今回のテーマは
「障害者の方々とピアノ~国際障害者ピアノフェスティバル~」
というお話です。

少し前に辻井さんがヴァン・クライバーンコンクールで優勝し
話題となりましたが、その演奏は素晴らしく、
障害を持っているということを感じさせない演奏で、

聴いている側も、時々「本当に視覚障害があるのだろうか?」
と思うような見事なテクニックに驚かされました。

それとともに表現の豊かさ、全身全霊をかけて音楽と接しているからこその
深い音楽性、そういったもの全てが辻井さんのピアノの魅力なのでしょう。

今回は、障害を持った方々の音楽への情熱や取り組み、
というお話をしたいと思います。

このお話をかかせていただくのに、以前ちらっと
「音楽のパラリンピック的なものがある」と聞いたことがあるのを思い出し、
早速調べてみました。

2005年に「第一回ピアノパラリンピック」というコンクールが開催され、
2009年に「国際障害者ピアノフェスティバル」と名前をかえて
コンクールが開催されています。

カナダのバンクーバーで行われるこのコンクールには、
沢山の日本人も参加され、多数の方々が受賞されています。

視覚障害、知覚障害、身体的な障害、参加される方の障害は様々ですが、
私は動画をみてびっくりしました。

まず演奏が本格的にしっかり弾いていらっしゃること。

ショパンのマズルカ、プロコフィエフのソナタ、
さくらさくらをジャズ風にアレンジしたものもありました。

そして一番すごいと思ったことは、
このコンクールに出場するまでの経緯です。

ピアノはおろか、イスに座ることも困難だった方が、
リハビリを経て指一本一本が動くようになり、
ピアノに向かうようになったドキュメント。

指が10本そろっていない方があの難曲である
プロコフィエフのソナタを見事に弾いている姿には
衝撃をおぼえました。

その方は、弾きたい曲があっても実際難しい、それなら
どうすれば弾けるのか考え、それを可能にするために練習していく、
ということをされていました。

そして「障害があるのにすごいね、頑張ったね。」という拍手ではなく、
本当に素晴らしいという拍手をいただきたい、
そしてそうなれるように頑張る、とおっしゃっていました。

その努力は私達の努力のレベルではないのです。

本当に何と言っていいか…。改めて自分を振り返りました。

心を打つものというのは、そういった演奏の影にあるものが
しっかりとあるもの、決して付け焼刃的なもの、
取り繕ったものには出てこない、その人の歩んできた人生だったり、
ピアノに向き合った姿勢といったものが
しっかりと根底にある演奏なのですね。

これはとても当たり前のこと、誰でもがそうだと思うことですが、
私達はつい日常で忘れてしまいます。

目の前のことにしか気持ちがいかなかったり、
気持ちすら向かなかったり。

それはやはり音楽ができる状況が当たり前になって、
感動や嬉しさ、感謝がなかったりするのではと本当に反省をします。

音楽の源はやはり「心」

障害者コンクールで演奏していらっしゃる方々のあのお顔をみれば、
それが本当によくわかります。

苦しい事ばかりではなかったということが、
あの笑顔にでていらっしゃるのですね。

私はこうして音楽の世界にいられること、自分の音楽を追求し、
少しでもそこにたどり着きたいと努力すること、
そしてそれらをゆるされている状況(できないという状況にないこと)、
まわりの方々の協力に、こころから感謝をしながら、
音楽を続けていかなくては、と思いました。

たくさんのことを教えたいただいた、あらためて
再認識させていただいた今回のメルマガでした。

音楽は素晴らしい、本当に!!



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